マスクに応じてぼかすvarblur

マスクのグレースケールに応じてぼかす範囲を指定するvarblur(Apply variable blur)フィルタの使い方。マスクをつくる方法はgeqフィルタで任意の図形をつくる、lutフィルタなどで映像を加工する、untileフィルタで分割した場所を指定するなどがある。2つのビデオストリームが必要だがそれぞれ同じ解像度出なければならない。タイムライン編集に対応。

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フレーム内の一部分にフィルタを当てるfeedback

ffmpeg 5.1から使えるフィルタ。指定した矩形にフィルタを当てるfeedbackフィルタの使い方。縦x横で分割できる範囲ならuntile、select、interleave、tileフィルタの併用でも同じことができ、ぼかすだけならvarblurフィルタでもできる。座標を指定して周りの色でブレンドするdelogoフィルタもある。ffmpeg 6.1からタイムライン編集に対応予定。

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ピクセライズして映像にモザイクをかけるpixelize

ffmpeg 5.1から使える予定のフィルタ。指定ピクセル間を平均してブロック状にモザイクするpixelizeフィルタの使い方。今まではfrei0フィルタのpixeliz0rで使えていた。

ffmpeg で使える frei0r フィルタの使い方
ffmpeg でドット絵風の低画質に変換する

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ITU-T P.910を元とした2次元と3次元で映像の品質スコアを調べるsiti

ffmpeg 5.1から使えるフィルタ。SI(Spatial Info:空間情報、フレーム内)とTI(Temporal Info:時間情報、フレーム間)の知覚情報のスコアを調べるsitiフィルタの使い方。SIは複雑なシーンほど数値が高くなる。似たフィルタにentropyフィルタがある。TIはフレーム間の動きの変化が多いほど数値が高くなる。アニメのように動かないと0になる。

映像のエントロピーを調べるentropy
各チャンネルのノイズ係数を調べる bitplanenoise

実装した論文:P.910 : Subjective video quality assessment methods for multimedia applications
論文の最新版:P.910 : Subjective video quality assessment methods for multimedia applications

映像の品質評価に使われるフィルタなど。

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Raspberry Pi 4 Model Bの64bit OSでインタレ解除してHWエンコードする

fieldhintフィルタで手動インターレース解除しH.264のハードウェアエンコードする。手動インターレース解除するとぎりぎり1倍速以上出るので縞フレームの場所が分かればライブ配信にも使える。patternオプションは2022年3月15日に追加されたものなのでffmpegはソースコードからビルドする。

jc-kynesim/rpi-ffmpeg: FFmpeg work for RPI
手動でフィールド処理を行う fieldhint

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色相を変更できるhuesaturation

RGBベースの色相を変更できるhuesaturationフィルタの使い方。YUVベースはhueフィルタ。タイムライン編集に対応。

色相を動的に変更できる hue
特定の区間だけフィルタを当てるタイムライン編集について

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