特定のフレーム間隔での出力なら trim. atrim フィルタでもよいが、select フィルタはピクチャータイプやインターレースタイプの指定でも出力できる。難点は処理がとても遅い。

trim フィルタの使い方

基本コマンド

select フィルタを使いながら音声も同期しつつ出力するのは難しいので音声は無効化 -an している。同じように同期させるなら select フィルタと同様に aselect フィルタで同じ時間にフィルタを当てる。

0(最初)から100フレーム目までの合計101フレームを出力する。
ffmpeg -i input -vf select="between(n\,0\,100)",setpts=PTS-STARTPTS -vsync 0 -an output

同じ出力結果を trim フィルタで行う。こちらの方が処理が速い。
ffmpeg -i input -vf trim=start_frame=0:end_frame=101,setpts=PTS-STARTPTS -vsync 0 -an output

開始45秒から30フレーム分出力する。
ffmpeg -i input -vf select='gt(t,45)*lt(selected_n,30)',setpts=PTS-STARTPTS -vsync 0 -an output
ffmpeg -i input -vf trim=45,setpts=PTS-STARTPTS,trim=end_frame=30 -vsync 0 -an output

Iフレームだけ出力する。
ffmpeg -i input -vf select='eq(pict_type\,I)' -an -vsync 0 output.mp4
ffmpeg -i input -vf select='eq(pict_type\,I)' -an -vsync 0 output-%03d.png

キーフレームだけ出力する。
ffmpeg -i input -vf select='eq(key\,1)' -an -vsync 0 output.mp4
ffmpeg -i input -vf select='eq(key\,1)' -an -vsync 0 output-%03d.png
ffmpeg -skip_frame nokey -i input -an -vsync 0 output.mp4
ffmpeg -skip_frame nokey -i input -an -vsync 0 output-%03d.png

30/1.001fpsの動画を5フレームに1フレーム間引く。
ffmpeg -i input -vf select=mod(n\,5),setpts=N/(24000/1001*TB),fps=24000/1001 -c:a copy output

映像の変化が8割以上を出力する
ffmpeg -i input -vf select='gte(scene\,0.8)' -an -vsync 0 output.mp4
ffmpeg -i input -vf select='gte(scene\,0.8)' -an -vsync 0 output-%03d.png

画像を1フレームに複数枚並べるには tile フィルタを使う。
1フレームに複数のフレームを表示する tile

条件の設定には以下の評価式を使う。
ffmpeg で使える評価式

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : select_002c-aselect

オプション

音声のカットはあまり正確ではないらしい

  • expr, e[string]:選択するフレームを選ぶ。評価式が使える
    既定値:1
  • outputs, n[int]:出力数の指定。評価式の結果で出力内容を振り分ける。詳細は後述
    既定値:1
    範囲:0 から INT_MAX まで

評価式

  • n
    連続したフレーム。0 から始まる
  • selected_n
    選択された連続フレーム。0 から始まる。条件で範囲を狭めて最初以外からの連続フレームを選択するときに使う
  • prev_selected_n
    選択された連続フレームの最後のフレーム。選択されてなければ NAN
  • TB
    タイムスタンプのタイムベース
  • pts
    映像の PTS
  • t
    映像の PTS 秒。pts*TB = t になる
  • prev_pts
    映像の PTS。pts との違いは1フレーム次の pts までのフレームを対象とする
  • prev_selected_pts
    最後にフィルタが当たった映像フレームの PTS。固定値。不明ならば NAN。使い方が分からない
  • prev_selected_t
    選択された最後の映像フレームの PTS 。固定値。不明ならば NAN。使い方が分からない
  • start_pts
    最初の映像フレームの PTS。一般的には 0 になることが多い。固定値。不明ならば NAN
  • start_t
    最初の映像フレームの PTS 秒。一般的には 0 になることが多い。固定値。不明ならば NAN
  • pict_type (video only)
    ピクチャータイプの指定
    • I
      I フレーム
    • P
      P フレーム
    • B
      B フレーム
    • S
      スイッチフレーム。詳細不明。VC-1で使われているらしい
    • SI
      スイッチングIフレーム
    • SP
      スイッチングPフレーム
    • BI
      スペシャルイントラフレーム
  • interlace_type (video only)
    フィールドタイプの指定
    • PROGRESSIVE
    • TOPFIRST
    • BOTTOMFIRST
  • consumed_sample_n(audio only)
  • samples_n(audio only)
  • sample_rate(audio only)
  • key
    キーフレームなら 1、それ以外なら 0。I フレームより出力が少なくなる。つまりキーフレームはすべてIフレームだが、Iフレームのすべてがキーフレームではない。ffprobekey はこれのこと
  • pos
    position の値。デコードしたところまでの合計ファイルサイズ。分からなければ -1 になる。showinfo フィルタで調べられる
  • scen(video only)
    変化率。小さい値ほど変化が小さく、大きい値ほど変化が大きいフレームだけを検出する。一般的には大きな値になるほどIフレームだけになる。0 は完全一致
  • concatdec_select
    concat demuxer で inpoint, outpoint, duration を使うと一部分だけ選択できるが、このオプションで指定した区間では先に選択した部分が含まれないフレームをスキップできる。これによって再エンコードするときに連結部分がうまくつながる

outputs, n の使用例

video – ffmpeg save images with frame type – Super User

ffmpeg -i input.mp4 -filter_complex "setpts=N/TB,select='1*eq(pict_type,PICT_TYPE_I)+2*eq(pict_type,PICT_TYPE_P)+3*eq(pict_type,PICT_TYPE_B)':n=3[i][p][b]" -vsync 0 -map "[i]" -r 1 -frame_pts 1 iframe_%04d.png -map "[p]" -r 1 -frame_pts 1 pframe_%04d.png -map "[b]" -r 1 -frame_pts 1 bframe_%04d.png

e=1 のとき1出力目の[i]が出力され、e=2 のとき2出力目の[p]が出力され、e=3 のとき3出力目の[b]が出力される。

concatdec_select の使用例

FFMPEG: seeking using a txt file – Stack Overflow
【ffmpeg】動画・音声を連結する concat の使い方 其の3

ffmpeg -f concat -segment_time_metadata 1 -i list_of_movies.txt -vf select=concatdec_select,setpts=N/FRAME_RATE/TB -af aselect=concatdec_select,asetpts=N/SR/TB output.mp4

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