2017年7月のニコ生統計

集計期間は週間のニコ生統計の1ヶ月分である。2015年の1月の2週目から取得漏れの R-18 放送を含めて Vita API で取得し始めたのでそれ以前と比べて取得放送数が増えている。

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ニコ生新配信、TSのビットレートと解像度が改善される

2017年7月13日のメンテナンスで ニコ生の新配信と録画方法についてで当初言及していたタイムシフトが一般会員と同じ低画質になる問題は改善され、映像と音声の合計平均ビットレートが 1Mbps 程度になり、配信解像度は生放送と同じ 800×450 になった。ただし rtmpdump で表示されるメタデータは 320×240 で正しくない。

【7/13更新】新配信番組のタイムシフト画質を改善|ニコニコインフォ

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タイムシフトから新配信かどうかを調べる

タイムシフトから新配信かどうかを調べる

新配信かどうかを API などから情報を得ることが出来ず、生放送中なら視聴ページにアクセスすると live2.nicovideo.jp ドメインにリダイレクトされる。またタイムシフト期間なら放送を見て画質の悪さか,タイトル、タグからでしか新配信と判断できなかったがリダイレクトの仕様が通常配信と異なるのでこれを利用する。

以下の形式でタイムシフトにアクセスする
http://live2.nicovideo.jp/watch/lv番号

するとホストが live.nicovideo.jp に変わり新配信では gate にリダイレクトされ、通常配信では watch にリダイレクトされる。

18の周波数帯に分けてゲインを調整する superequalizer

ffmpeg 3.4 から追加のフィルタ。compandフィルタのように特定の音量を調整するのではなく、特定周波数の音量を上げたり下げたり出来るsuperequalizerフィルタの使い方。

周波数毎の音量を視覚的に見るにはshowspectrumpフィルタやshowspectrumpicフィルタを使うとわかりやすい。

音声波形を表示する showspectrum, showwaves の使い方
不可逆圧縮された音声のカットされた周波数が調べられる showspectrumpic

基本コマンド

以下のコマンドでは音量は変化しない。
ffmpeg -i input -af superequalizer=1b=1:2b=1:3b=1:4b=1:5b=1:6b=1:7b=1:8b=1:9b=1:10b=1:11b=1:12b=1:13b=1:14b=1:15b=1:16b=1:17b=1:18b=1 -c:v copy output
ffplay -i input -af superequalizer=1:1:1:1:1:1:1:1:1:1:1:1:1:1:1:1:1:1

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : superequalizer

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エッジ検出フィルタ roberts

ffmpeg 3.4でリリースしたRoberts cross operatorを用いたエッジ検出フィルタrobertsの使い方。同様のフィルタにsobel, prewittがあり、他にもエッジ検出できるフィルタはいくつかある。

基本コマンド

ffmpeg -i input -vf roberts=planes=15:scale=1:delta=0 output
ffmpeg -i input -vf roberts=15:1:0 output
ffplay -i input -vf roberts=15:1:0

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : roberts

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各チャンネルの音声のビットスコープを映像化する abitscope

各チャンネルの音声のビットスコープを色別で横に並べて映像にするabitscopeフィルタの使い方。出力フォーマットはRGBA。似たフィルタにshowvolumeshowfreqsがある。

音声の周波数を映像化する showfreqs
リアルタイムでVUメーターを表示する showvolume

基本コマンド

ffmpeg -i input -filter_complex abitscope -c:a copy output
ffmpeg -re -i input -filter_complex abitscope -f sdl -

動画にオーバーレイする例。
ffmpeg -i input -filter_complex abitscope,[0:v]overlay -c:a copy output
ffmpeg -re -i input -filter_complex abitscope,[0:v]overlay -f sdl -

abitscopeフィルタで動画にオーバーレイする例(5.1ch なので6色。ただしLFEの音量が0なので色が付いてない)

big buck bunny

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : abitscope

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サラウンドをヘッドフォン用の2チャンネルに配置する headphone

ffmpeg 3.4 から追加のフィルタ。サラウンドを HRIRs(head-related impulse response, 頭部インパルス応答) ファイル web.archive.orgを元に頭部伝達関数(HRTF)を適用しユーザの周りに仮想スピーカを作ってステレオとして出力するheadphoneフィルタの使い方。

HRIRsファイルの配布ページが重たい場合はミラーを上げている。(要MSログイン)

HRIRsファイルには DFC, MINP, RAWがあり、基本コマンドにはSubject_001_Wav.zipを使っている。

Geminiで他のダウンロード先を調べた。

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音声をサラウンド変換する surround

ffmpeg 3.4から追加のフィルタ。入力したステレオなどの音声の周波数からフロントとリアなどの音声に分けてサラウンド(5.1ch など)に変換するsurroundフィルタの使い方。

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