複数トラック、複数ファイルの音声のチャンネルレイアウトを指定するamerge
フィルタの使い方。チャンネルレイアウトが重複なく互換性があるときはそのレイアウトに並び替える。重複したり、抜けている場合はチャンネル数の既定値のレイアウトに並び替える。すべての音声は同じサンプルレートの同じフォーマットでなければならない。もし音声時間が異なれば短い時間の方で出力が止まる。
マージされたファイルを複数のモノラルトラックに分けるにはchannelsplit
フィルタを使う。
任意の音声チャンネルを出力する channelsplit
複数の音声トラックをまとめてレイアウトを指定するjoin
フィルタもある。
複数の音声入力を合わせてレイアウトを指定するjoin
基本コマンド
左だけ、右だけの音声を合わせてステレオにする。
ffmpeg -i front_left.wav -i front_right.wav -filter_complex amerge=inputs=2,channelmap=channel_layout=stereo stereo.wav
公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : amerge
オプション
チャンネル配置は チャンネルレイアウトの書式に準ずる。
inputs[int]
入力数の指定
既定値:2
範囲:1 から 64 まで