音声のチャンネル毎にストリームの先頭に無音を挿入するadelay
フィルタの使い方。チャンネル毎に時間が異なれば長い方に合わして短い方の末尾に無音を挿入する。映像は何もしないので無音を挿入すると映像と音声の時間が異なるファイルになる。
音声の末尾に無音を挿入する apad
映像の前後にフレームを挿入する tpad
基本コマンド
左のチャンネルは無音を挿入せずに、右のチャンネルに1000サンプル無音を挿入する。
ffmpeg -i audio -af "adelay=0|1000S" output
左右のチャンネルに10秒ずつ無音を挿入する。
ffmpeg -i audio -af "adelay=10s|10s" output
左右のチャンネルに0.5秒ずつ無音を挿入する。
ffmpeg -i audio -af "adelay=500:all=1" output
すべてのチャンネルに64サンプル無音を挿入する。
ffmpeg -i audio -af "adelay=64S:all=1" output
公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : adelay
オプション
delays[string]
各チャンネルは|で区切られ未未指定は無音が挿入されない。サンプルを挿入するなら数値にSを、整数秒単位で挿入するなら数値にsをつける。ミリ秒単位なら数値を指定する。。all=1をつけると同じ値を全チャンネルに指定する。チャンネルの順番はffmpeg -layouts
で調べられる。
mono FC stereo FL+FR 5.1 FL+FR+FC+LFE+BL+BR
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