位相をベクタスコープで映像化するavectorscopeフィルタの使い方。表示する色の設定とフェードの色設定、リサジュー図形での描写が可能。出力フォーマットが rgba になるので背景部分が透過してoverlayフィルタを使ってかぶせることも容易にできる。

音声を位相メーターの映像に変換する aphasemeter

基本コマンド

ffmpeg -i input -filter_complex avectorscope=m=0:r=25:s=400x400:rc=40:gc=160:bc=80:ac=255:rf=15:gf=10:bf=5:af=5:zoom=1:draw=0:scale=0:swap=1:mirror=0 -acodec copy output
ffmpeg -i input -filter_complex avectorscope=0:25:400x400:40:160:80:255:15:10:5:5:1:0:0:1:0 -acodec copy output
ffplay -f lavfi -i "amovie=input,avectorscope=0:25:400x400:40:160:80:255:15:10:5:5:1:0:0:1:0"

avectorscope のプレビューサンプル

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : avectorscope

オプション

  • mode, m[int]
    表示形式
    • 0, lissajous:リサジュー図形を45度回転。既定値
    • 1, lissajous_xy:リサジュー図形
    • 2, polar:半円にリサンプル
  • rate, r[video_rate]
    出力フレームレート。大きい値ほど設定通りには出力しない
    既定値:25
  • size, s[image_size]
    出力解像度
    既定値:400×400
  • rc, gc, bc, ac[int]
    赤、緑、青、透過のコントラスト指定
    既定値は順番に 40, 160, 80, 255
    範囲:0 から 255 まで
  • rf, gf, bf, af[int]
    赤、緑、青、透過のフェード指定
    既定値は順番に 15, 10, 5, 5
    範囲:0 から 255 まで
  • zoom[double]
    エフェクトを拡大する
    既定値:1
    範囲:1 から 10まで
  • draw[int]
    描写モードの指定
    • 0, dot:各サンプルを描写する。既定値
    • 1, line:前後サンプルを線で結んで描写する
  • scale[int]
    振幅尺の指定
    • 0, lin:Linear。既定値
    • 1, sqrt:Square root
    • 2, cbrt:Cubic root
    • 3, log:Logarithmic
  • swap[boolean]
    縦横の表示を入れ換える
    既定値:1
  • mirror[int]
    軸に対して対称に表示する
    • 0, none:ミラーしない。既定値
    • 1, x:水平方向だけミラーする
    • 2, y:垂直方向だけミラーする
    • 3, xy:縦横両方向にミラーする

既定値、mode=1のときの表示例

各チャンネルの音声を合わせたり調整する pan

ステレオでFLだけのときは45度になる。
ffplay -f lavfi -i "amovie=input.mp4,pan=stereo|c0=c0,asplit[out1],avectorscope[out0]"

ステレオでFRだけのときは135度になる。
ffplay -f lavfi -i "amovie=input.mp4,pan=stereo|c1=c1,asplit[out1],avectorscope[out0]"

FLにFRを入れても45度は変わらない。
ffplay -f lavfi -i "amovie=input.mp4,pan=stereo|c0=c1,asplit[out1],avectorscope[out0]"

同様にFRにFLを入れても135度は変わらない。
ffplay -f lavfi -i "amovie=input.mp4,pan=stereo|c1=c0,asplit[out1],avectorscope[out0]"

FRにFLの逆位相を入れて、FLに通常の位相と逆位相を混ぜてモノラルにすると無音になる。
ffplay -f lavfi -i "amovie=input.mp4,pan=stereo|c0=c0|c1=-1*c0,pan=mono|c0=c0+c1,asplit[out1],avectorscope[out0]"

左右にFLを入れるので45度と45度の和で90度になる。
ffplay -f lavfi -i "amovie=input.mp4,pan=stereo|c0=c0|c1=c0,asplit[out1],avectorscope[out0]"

同様に左右にFRを入れるので135度と135度の和で270度になる。
ffplay -f lavfi -i "amovie=input.mp4,pan=stereo|c0=c1|c1=c1,asplit[out1],avectorscope[out0]"

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