1入力目の最後の音量を絞りながら2入力目の音量を徐々に上げてつなげるacrossfadeフィルタの使い方。単純に音声ファイルをつなげるのならconcatを使う。overlap, oを有効にすると重なっている時間duration, dだけ2ファイルの合計時間から短くなる。音声の途中でクロスフェードするならafade, amixフィルタを併用する。

concat を使い分ける

afadeフィルタのcurveのオプションの説明は以下を参照。
音声のフェードイン、フェードアウトの設定ができる afade
フェードトランジションのカーブを別フィルタに実装する

基本コマンド

ffmpeg -i audio1 -i audio2 -filter_complex acrossfade output.wav

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : acrossfade

オプション

  • nb_samples, ns[int]
    フェード部分のサンプリング周波数の指定
    既定値:44100
    範囲:1 から 2.14748e+08 まで
  • duration, d[duration]
    前後それぞれのフェード時間。無指定だと1秒分のサンプル数
    既定値:nb_samples
  • overlap, o[boolean]
    フェード部分を重ねるかどうか
    既定値:1
  • curve1, c1
    1入力目のフェードアウトのカーブのアルゴリズム指定。詳しくはAfadeCurves – FFmpegを参照
    • 0, tri:既定値
    • 1, qsin
    • 2, esin
    • 3, hsin
    • 4, log
    • 5, ipar
    • 6, qua
    • 7, cub
    • 8, squ
    • 9, cbr
    • 10, par
    • 11, exp
    • 12, iqsin
    • 13, ihsin
    • 14, dese
    • 15, desi
    • 16, losi
    • 17, nofade
  • curve2, c2
    2入力目のフェードインのカーブのアルゴリズム指定
    • 0, tri:既定値
    • 1, qsin
    • 2, esin
    • 3, hsin
    • 4, log
    • 5, ipar
    • 6, qua
    • 7, cub
    • 8, squ
    • 9, cbr
    • 10, par
    • 11, exp
    • 12, iqsin
    • 13, ihsin
    • 14, dese
    • 15, desi
    • 16, losi
    • 17, nofade

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