ffmpeg 2.8 が2015年9月9日リリースされた。それに伴い ffmpeg 2.7 から新たに追加されたフィルタやエンコーダーやデコーダーなど気になる新機能についてのまとめ。
チェンジログ:git.videolan.org Git – ffmpeg.git/blob – Changelog
広く恩恵を受けるのは「Intel QSV-accelerated MPEG-2 video」の部分で MPEG-2 video を libx264 でエンコードしている人にはエンコード速度の向上が図れる。ただしこれが有効になっている Windows バイナリが一般公開されていないのでMaster of the Dark Arts-ニコニコミュニティで配布している Full-Auto-modified-v2 を使うと手軽に Windows用の ffmpeg を作ることが出来る。
2.7 から新たに追加されたフィルタの気になる部分については随時ブログで更新していたので該当記事を参照。
- colorkey video filter
ffmpeg でクロマキー合成 - ssim filter
2つの映像の画質評価をする ssim - showvolume filter
リアルタイムでVUメーターを表示する showvolume - Dynamic Audio Normalizer as dynaudnorm filter
ffmpeg で聞き取りやすい音量に変える - Reverse video and areverse audio filter
映像と音声を逆再生にエンコードする - acrossfade audio filter
入力した2つの音声にクロスフェードをかける acrossfade の使い方 - hstack and vstack filter
Windows の ffmpeg で生放送する方法 : stack
更新予定のフィルタ
- aphasemeter filter
- showfreqs filter
- adrawgraph audio and drawgraph video filter
- erosion, dilation, deflate and inflate video filters
- vectorscope filter
- waveform filter