ffmpeg 3.2 でリリースのビデオフィルタ。Cohen-Daubechies-Feauveau(CDF) 9/7 のウェーブレットデノイザ。フィルタを当てるチャンネルを指定できる。
基本コマンド
ffmpeg -i input -vf vaguedenoiser=threshold=2:method=2:nsteps=6:percent=85:planes=15 output
ffmpeg -i input -vf vaguedenoiser=2:2:6:85:15 output
ffplay -i input -vf vaguedenoiser=2:2:6:85:15
公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : vaguedenoiser
オプション
- threshold[float]
デノイズの強度指定。高い値ほど効果が強い
既定値:2
範囲:0 から DBL_MAX まで - method[int] フィルタの方法
- 0, hard
- 1, soft
- 2, garrote:既定値
- nsteps[int]
映像を何分割するかの指定。指定値nより(2^n)が縦解像度を超えてはならない
既定値:6
範囲:1 から 32 まで - percent[float]
何%をデノイズするかの指定
既定値:85
範囲:0 から 100 まで - planes[int]
フィルタを当てるチャンネル指定
詳しくはffmpeg について | チャンネルの順番と注意点を参照
既定値:15(すべてのチャンネル)
範囲:0 から 15 まで - type[int]
しきい値のタイプ指定 - 0, universal:すべての分割で同じ係数
- 1, bayes:分割係数に依存する