輝度と彩度の変化を元に範囲を指定してぼかすsab
(Shape Adaptive Blur)フィルタの使い方。
基本コマンド
ffmpeg -i input -vf sab=1.0:1.0:1.0:-0.9:-0.9:-0.9 output
ffplay -i input -vf sab=1.0:1.0:1.0:-0.9:-0.9:-0.9
公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : sab
オプション
基本的には彩度設定は輝度設定から自動設定になるのでluma_strength, ls
だけを調整するのが無難。
- luma_radius, lr[float]
輝度強度の設定。高い値でぼかし具合が強くなるがその分負荷もかなり強くなる
既定値:1.0
範囲:0.1 から 4.0 まで - luma_pre_filter_radius, lpfr[float]
輝度のプレフィルタの半径
既定値:1.0
範囲:0.1 から 2.0 まで - luma_strength, ls[float]
ピクセル間の輝度を考慮する最大差異の設定。高い値ほどぼかす範囲が広がり輪郭や細部がつぶれる
既定値:1.0
範囲:0.1 から 100 まで - chroma_radius, cr[float]
彩度強度の設定。高い値でぼかし具合が強くなるがそのかなり分負荷も強くなる
未設定の場合は luma_radius の値から自動設定される
既定値:-0.9
範囲:-0.9 から 4.0 まで - chroma_pre_filter_radius, cpfr[float]
彩度のプレフィルタの半径。
未設定の場合は luma_pre_filter_radius の値から自動設定される
既定値:-0.9
範囲:-0.9 から 2.0 まで - chroma_strength, cs[float]
ピクセル間の彩度を考慮する最大差異の設定。高い値ほどぼかす範囲が広がり輪郭や細部がつぶれる
未設定の場合は luma_strength の値から自動設定される
既定値:-0.9
範囲:-0.9 から 100 まで