CIE色度図を表示するciescopeフィルタの使い方。出力ピクセルフォーマットはrgba64leなので余白部分をオーバーレイで透過できる。

基本コマンド

ffplay input -vf ciescope=system=7:cie=0:gamuts=0:s=512:i=0.001:contrast=.75:corrgamma=1:showwhite=0:gamma=2.6:fill=1
ffplay input -vf ciescope=7:0:0:512:.001:.75:1:0:2.6:1

ciescope のサンプル画像

オーバーレイする例。
ffplay input -vf split[v],ciescope,[v]overlay=x=0:y=0

映像の上に映像をのせる overlay

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : ciescope

オプション

  • system[int] カラーシステムの指定
    • 0, ntsc, 470m:NTSC 1953 Y’I’O’ (ITU-R BT.470 System M)
    • 1, ebu, 470bg:EBU Y’U’V’ (PAL/SECAM) (ITU-R BT.470 System B, G)
    • 2, smpte:SMPTE-C RGB
    • 3, 240m:SMPTE-240M Y’PbPr
    • 4, apple:Apple RGB
    • 5, widergb:Adobe Wide Gamut RGB
    • 6, cie1931:CIE 1931 RGB
    • 7, hdtv, rec709:ITU.BT-709 Y’CbCr。既定値
    • 8, uhdtv, rec2020: ITU-R.BT-2020
    • 9, dcip3:DCI-P3
  • cie[int] CIE システムの指定
    • 0, xyy:CIE 1931 xyY。既定値
    • 1, ucs:CIE 1960 UCS
    • 2, luv:CIE 1976 Luv
  • gamuts[flags]
    境界線を引く。systemと同じオプションが指定できる。flags 指定なので + をつなげて複数指定が出来る
    既定値:0
  • size, s[int]
    出力解像度の指定
    範囲:256 から 8192 まで
    既定値:512
  • intensity, i[float]
    描写の加減指定
    範囲:0.001 から 1 まで
    既定値:0.001
  • contrast[float]
    コントラストの指定
    範囲:0 から 1 まで
    既定値:0.75
  • corrgamma[boolean]
    スコープ部分のガンマ補正の指定
    範囲:0, 1
    既定値:1
  • showwhite[boolean]
    ICE ダイアグラムの中心に + を描写する
    範囲:0, 1
    既定値:0
  • gamma[double]
    入力ガンマ値の指定。cie=xyyを指定しているときに使える
    範囲:0.1 から 6 まで
    既定値:2.6
  • fill[boolean]
    グラフの背景色にCIEの色で埋める
    既定値:1

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