3次元周波数領域デノイズフィルタfftdnoizの使い方。ただし既定値では3次元はなく2次元設定になっている。他の3次元デノイズフィルタにhqdn3dがある。
基本コマンド
ffmpeg -i input -vf fftdnoiz=sigma=1:amount=1:block=4:overlap=0.5:prev=0:next=0:planes=7 output
ffplay -i input -vf fftdnoiz=1:1:4:0.5:0:0:7
3次元デノイズにするにはprev, nextを有効にする
ffplay -i input -vf fftdnoiz=prev=1:next=1
ffplay -i input -vf fftdnoiz=1:1:4:0.5:1:1:7
公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : fftdnoiz
オプション
- sigma[float]
 デノイズ強度の指定。sigmaを大きくし、overlapを小さくするとブロッキングアーティファクトが発生しやすくなる
 既定値:1
 範囲:0 から 30 まで
- amount[float]
 デノイズ量の指定。1 の指定で検出されたすべてをデノイズする
 既定値:1
 範囲:0.01 から 1 まで
- block[int]
 ブロックサイズの指定。指定した値の2のべき乗になる
 既定値:4
 範囲:3 から 6 まで
- overlap[float]
 ブロックのオーバーラップ(重なり)の割合の指定
 既定値:0.5
 範囲:0.2 から 0.8 まで
- prev[int]
 過去フレームを参照してデノイズをするフレーム数の指定
 既定値:0
 範囲:0 から 1 まで
- next[int]
 未来フレームを参照してデノイズをするフレーム数の指定
 既定値:0
 範囲:0 から 1 まで
- planes
 デノイズするチャンネル指定
 詳しくは ffmpeg について | チャンネルの順番と注意点を参照
 既定値:7
 範囲:0 から 15 まで