不可逆圧縮したときに生じる圧縮アーティファクトを除去するdeblock
フィルタの使い方。
基本コマンド
ffmpeg -i input -vf deblock=filter=1:block=8:alpha=0.098:beta=0.05:gamma=0.05:delta=0.05:planes=15 output
ffplay -i input -vf deblock=1:8:0.098:0.05:0.05:0.05:15
ブロックサイズ4ピクセルの弱いフィルタ
ffplay -i input -vf deblock=filter=weak:block=4
ブロックサイズ4ピクセルの強いフィルタにエッジのでブロックを強化
ffplay -i input -vf deblock=filter=strong:block=4:alpha=0.12:beta=0.07:gamma=0.06:delta=0.05
上と似ているが最初のチャンネルしか効果がない
ffplay -i input -vf deblock=filter=strong:block=4:alpha=0.12:beta=0.07:gamma=0.06:delta=0.05:planes=1
公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : deblock
画像サンプル
オプション
- filter[int]
フィルタータイプの指定
0, weak
1, strong:既定値 - block[int]
ブロックサイズの指定。小さい値ほどデブロック効果が高い
既定値:8
範囲:4 から 512 まで - alpha[float]
ブロック検出の閾値の指定。大きい値ほど強度が増す
既定値:0.098
範囲:0 から 1 まで - beta[float]
以下2つはエッジ付近の閾値検出を制御する。それぞれ下/上または左/右。0 を指定すると無効になる
既定値:0.05
範囲:0 から 1 まで - gamma[float]
同上 - delta[float]
同上 - planes[int]
フィルタを当てるチャンネル指定
詳しくは ffmpeg について | チャンネルの順番と注意点を参照
既定値:15
範囲:0 から 15 まで