ffmpeg 3.2 でリリースしたビデオフィルタ。ガウシアンカーネルを使ってしてぼかすgblur
フィルタの使い方。カーネルについてはconvolutionフィルタでも使えるが、具体的な内容は省略。似たフィルタにavgblur
があるが、こちらは満遍なくブラーを掛ける一般的なぼかしフィルタのイメージ。
基本コマンド
既定値のオプションを当てる
ffmpeg -i input -vf gblur=sigma=0.5:steps=1:planes=15:sigmaV=-1 output
ffmpeg -i input -vf gblur=.5:1:15:-1 output
ffplay -i input -vf gblur=.5:1:15:-1
公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : gblur
オプション
- sigma[float]
水平シグマの指定。ガウシアンブラーの標準偏差
既定値:0.5
範囲:0 から 1024 まで - steps[int]
ガウス近似のステップ(段差)の指定
既定値:1
範囲:1 から 6 まで - planes[int]
フィルタを当てるチャンネル指定
詳しくはffmpeg について | チャンネルの順番と注意点を参照
既定値:15
範囲:0 から 15 まで - sigmaV[float]
垂直シグマの指定。縦の乱視で見えるような効果がある
既定値:-1(sigmaと同じ値)
範囲:-1 から 1024 まで