映像に縦線や横線、または格子状に直線を引くdrawgrid
フィルタの使い方。
基本コマンド
ffmpeg -i input -vf drawgrid=x=10:y=20:width=100:height=50:thickness=2:color=red@0.5 output
ffmpeg -i input -vf drawgrid=10:20:100:50:red@.5:2 output
ffplay -i input -vf drawgrid=10:20:100:50:red@.5:2
公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : drawgrid
オプション
- x[string]
左から1本目の縦線の座標指定
既定値:0 - y[string]
左から1本目の横線の座標指定
既定値:0 - width, w[string]
横線のピクセル間隔の指定
既定値:0(線を書かない) - height, h[string]
縦線のピクセル間隔の指定
既定値:0(線を書かない) - color, c[string]
線の色指定。色名指定とrrggbb形式、invert(輝度の反転)が使える。@0.5のようにすることで透過できる。0から1まで。1は透過しない
既定値:black(0x000000) - thickness, t[string]
線の太さの指定
既定値:1
- x, y, w と h のオプションには評価式が使える
- dar
(w / h) * sar - hsub, vsub
入力クロマサブサンプル値。yuv422p だと hsub は 2、vsub は 1 - in_h, ih
入力縦幅 - in_w, iw
入力横幅 - sar
サンプルアスペクト比 - x
x で指定した値 - y
y で指定した値 - w
w で指定した値 - h
h で指定した値 - t
t で指定した値
ffmpeg で使える評価式
コマンド例
映像に太さ2ピクセルの横の走査線を引く。線の間隔と線の太さの差を1ピクセルとすることで線を引いていない部分が1ピクセルになる。
ffplay -i input -vf drawgrid=0:0:0:3:t=2
縦横3分の1毎に輝度反転した2ピクセルの線を引く。
ffplay -i input -vf drawgrid=w=iw/3:h=ih/3:t=2:c=invert