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2つの映像のヒストグラムをうまく揃えるように調整する midequalizer

ffmpeg 3.3 から追加予定のフィルタ。2つの映像を入力して2つ目の映像のヒストグラムを1つ目の映像にうまく揃える midequalizer フィルタの使い方。高ビット深度対応の YUV, GBRP, GRAY, アルファ に対応している。同じ場面を映している2台のカメラ、例えばステレオカメラで、映像の明るさを揃えるのに使う。

基本コマンド

ffmpeg -i input1 -i input2 -filter_complex midequalizer=15 output

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : midequalizer

オプション

planes[int]
フィルタを当てるチャンネル指定
詳しくは ffmpeg について | チャンネルの順番と注意点 を参照
既定値:15(すべてのチャンネル)
範囲:0 から 15 まで

閾値の指定で2つのフィルタを使い分けやすくする threshold

ffmpeg 3.3 から追加予定のフィルタ。4つの映像を入力して、1、2入力の比較で3、4入力を使い分けて1出力する threshold フィルタの使い方。高ビット深度対応の YUV, GBRP, GRAY, アルファ に対応している。2つのフィルタを使い分けたり、白黒2色のマスクが手軽に設定できる。

具体的に説明すると1入力と2入力を比較して、1 < = 2 の部分に4入力が、2 < 1 部分に3入力が割り当てられる。planes 指定でフィルタを当てなければ1入力がそのまま出力される。planes 指定でフィルタを当てても1映像のまま出力する場合でも映像が変わらなければ負荷は変わらない。
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フェードイン、フェードアウトの設定ができる fade

フェードするチャンネルにアルファチャンネルあるなしで用途が異なる fade フィルタの使い方。アルファチャンネルがない場合のフェードインは指定色から元映像にフェードし、フェードアウトは元映像から指定色にフェードする。アルファチャンネルがあればクロスフェードのように2映像をきれいにつなげることができる。そのほかにアルファチャンネルの濃度の変化をマスクとして利用し、別のフィルタの濃度変化にも使える。

基本コマンド

元映像から始まり開始2秒から白に1秒間でフェードインする
ffplay -f lavfi -i testsrc,fade=t=out:st=1:d=2:c=white

赤から始まり開始2秒から元映像に1秒間でフェードアウトする
ffplay -f lavfi -i testsrc,fade=t=in:st=1:d=2:c=0xff0000
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前後フレームの差分で動いた部分だけマスクする モーションマスク

前後フレームの YUV 差分をマスクしてフィルタを当てなくするモーションマスクの使い方。マスクするチャンネルは Y だけと、YUV のすべてを指定でき、マスクを反転することもできる。使うフィルタは tblend で前後フレームを1入力で取り込み、maskedmerge で1,2入力の割合を決めている。

前後フレームの差分をブレンドする tblend
マスクして2入力を合わせる maskedmerge
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エッジ検出フィルタ sobel, prewitt

ffmpeg 3.2 でリリース予定のビデオフィルタ。エッジ検出フィルタに単体では edgedetectfrei0rsobel があり、カーネルを指定する convolution でもエッジ検出ができるが、今回のこれらのフィルタは手軽でエッジ部分の線が太いのでマスクするのにも便利。sobelprewitt はカーネルが少し異なるがオプションは同じである。

ffmpeg でエッジ検出をする edgedetect
ffmpeg で使える frei0r フィルタの使い方
先鋭化やぼかし、エンボス処理などができる convolution
ffmpeg でエッジマスク

基本コマンド

既定値のオプションを当てる
ffmpeg -i input -vf sobel=planes=15:scale=1:delta=0 output
ffmpeg -i input -vf sobel=15:1:0 output
ffplay -i input -vf sobel=15:1:0

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : sobel
公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : prewitt
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ウェーブレットデノイザ vaguedenoiser

ffmpeg 3.2 でリリース予定のビデオフィルタ。Cohen-Daubechies-Feauveau(CDF) 9/7 のウェーブレットデノイザ。フィルタを当てるチャンネルを指定できる。

基本コマンド

ffmpeg -i input -vf vaguedenoiser=threshold=2:method=2:nsteps=6:percent=85:planes=15 output
ffmpeg -i input -vf vaguedenoiser=2:2:6:85:15 output
ffplay -i input -vf vaguedenoiser=2:2:6:85:15

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : vaguedenoiser
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2入力の LUT を手軽に入れ替えられる lut2

ffmpeg 3.2 でリリース予定のビデオフィルタ。映像の YUV や RGB を別の映像と入れ換えるときに今までは extractplanes で対象チャンネルを取り出して、mergeplanes で合わせていたのが lut2 だけで入れ換えることができる。ただし複数入力するビデオフィルタでは同じ解像度と SAR でないとエラーが出る。

各映像チャンネルを分離する extractplanes
各映像チャンネルを結合する mergeplanes

また1入力で各チャンネルを入れ換えるには shuffleplanes や、swapuv フィルタがある。

plane を入れ替え、コピーする shuffleplanes

基本コマンド

1入力の Y(または R)をそのままに、1入力の UV(またはGB)を2入力の UV(またはGB)と入れ換える
ffmpeg -i input1 -i input2 -filter_complex lut2=c0=x:c1=y:c2=y output
ffmpeg -i input1 -i input2 -filter_complex lut2=x:y:y output

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : lut2
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映像の差分を加算する maskedclamp

ffmpeg 3.2 でリリース予定のビデオフィルタ。映像を3入力し、1入力を基本の映像として、1入力と比較して2入力は差分の値がプラスのときに、1入力と比較して3入力は差分の値がマイナスのときに、その差分だけ1入力と入れ換える maskedclamp フィルタの使い方。同じようなことが blend フィルタでもできるが、こちらは3入力できるところが特徴である。

基本コマンド

同じ映像を3入力しても出力映像は変わらない
ffmpeg -i input -vf split=3[0][1][2];[0][1][2]maskedclamp=undershoot=0:overshoot=0:planes=15 output
ffmpeg -i input -vf split=3[0][1][2];[0][1][2]maskedclamp=0:0:15 output
ffplay -i input -vf split=3[0][1][2];[0][1][2]maskedclamp=0:0:15

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : maskedclamp
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