タグ別アーカイブ: Expression_Evaluation

ドラクエの戦闘シーンチェンジエフェクトを作る

ニコニコ動画に投稿された「DQエンカウント風AviUtlシーンチェンジ用素材 sm30578410」を元に ffmpeg でも同じことを実装する。配布されたファイルは 8bit PNG なのでそれを使い、グラデーションマスクを作成し2入力を合わせる方法をとる。サンプルコマンドの出力コーデックは適宜変える。input1.mp4 と input2.mp4 は 640×360 30000/1001 fps の動画である。それに伴って。color ソースもそれに統一する。シーンチェンジは input1.mp4 から input2.mp4 の順番に切り替わるのがドラクエの戦闘シーンチェンジエフェクトになる。
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数式で線や円、模様が描ける geq

ffmpeg のフィルタの中でおそらく最も使い方が難解な geq(generic equation) フィルタの使い方。YUV と RGB、A のそれぞれを設定により色を変えたり、回転・反転させたり、グラデーションや線、円や矩形も描ける。さらにマスクも作れるのでトランジションへの応用もできるが処理速度はかなり遅い。その書き方はすべて縦横の座標とその値を 評価式 で計算する。
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時間でフィルタに強弱をつける

アルファチャンネルの濃さを調整することで時間で強弱をつけるフィルタができあがる。

基本コマンド

3秒から4秒に掛けて gblur フィルタを当てる
ffplay -i input -vf split[0],gblur=4:enable='between(t,3,4)',format=yuva420p,fade=t=in:st=3:d=0.5:alpha=1,fade=t=out:st=3.5:d=0.5:alpha=1,[0]overlay=enable='between(t,3,4)'
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色相を動的に変更できる hue

YUV の輝度と彩度を調整できる hue フィルタ。値の指定にフレーム数やタイムスタンプが使えるので時間によって動的に変えられる。

基本コマンド

既定値では変化ない
ffmpeg -i input -vf hue=h=0:s=1:b=0 output
ffplay -i input -vf hue=0:1

色相を動的に変える例
ffplay -i input -vf hue=n
評価式(計算書式)の print を使えば値を調べられる
ffplay -i input -vf hue=print(n)
ffmpeg で使える計算書式

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : hue
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前後フレームの差分をブレンドする tblend

1入力から前後フレームを読み込んでそれぞれを計算する tblend(time blend)フィルタの使い方。オプションは blend フィルタと同じ。

YUV RGB を比較計算する blend

条件を指定するのに使う
ffmpeg で使える計算書式
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2入力の LUT を手軽に入れ替えられる lut2

ffmpeg 3.2 でリリース予定のビデオフィルタ。映像の YUV や RGB を別の映像と入れ換えるときに今までは extractplanes で対象チャンネルを取り出して、mergeplanes で合わせていたのが lut2 だけで入れ換えることができる。ただし複数入力するビデオフィルタでは同じ解像度と SAR でないとエラーが出る。

各映像チャンネルを分離する extractplanes
各映像チャンネルを結合する mergeplanes

また1入力で各チャンネルを入れ換えるには shuffleplanes や、swapuv フィルタがある。

plane を入れ替え、コピーする shuffleplanes

基本コマンド

1入力の Y(または R)をそのままに、1入力の UV(またはGB)を2入力の UV(またはGB)と入れ換える
ffmpeg -i input1 -i input2 -filter_complex lut2=c0=x:c1=y:c2=y output
ffmpeg -i input1 -i input2 -filter_complex lut2=x:y:y output

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : lut2
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一定間隔で映像に線を引く drawgrid

映像に縦線や横線、または格子状に直線を引く drawgrid フィルタの使い方。

基本コマンド

100×100 毎に太さ2pxで赤の半分透過した格子状の線を引く
ffmpeg -i input -vf drawgrid=width=100:height=100:thickness=2:color=red@0.5 output
ffmpeg -i input -vf drawgrid=0:0:100:100:red@.5:2 output
ffplay -i input -vf drawgrid=0:0:100:100:red@.5:2 output

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : drawgrid
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写真など傾いた対象を修正する perspective

斜めから撮った写真や動画をまっすぐから見たように修正する perspective フィルタの使い方。修正部分だけを取り出すには crop フィルタを併用する。crop フィルタを併用しないと出力解像度が元の解像度のままになりアスペクト比がおかしくなる。

基本コマンド

既定値のコマンドだと何も変化しない
ffmpeg -i nput -vf perspective=x0=0:y0=0:x1=W:y1=0:x2=0:y2=H:x3=W:y3=H:interpolation=linear:sense=source:eval=int ouput
ffmpeg -i input -vf perspective=0:0:W:0:0:H:W:H:0:0:0 ouput
ffplay -i input -vf perspective=0:0:W:0:0:H:W:H:0:0:0

台形の例
ffplay -f lavfi -i testsrc -vf pad="iw+4:ih+4:2:2:0x000000",perspective=x0=W/4:y0=H/4:x1=3*W/4:y1=H/4:sense=destination
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YUV RGB を比較計算する blend

2入力した映像の YUVA や RGBA を比較して結果を表示する blend の使い方。差分を調べて比較動画を作ったり、マスクした部分に別の映像を重ねたりいろいろな映像効果を作ることができる。

基本コマンド

比較動画として上に二つ並べて左下に差分(Y は 0 差分、UV は1入力)の動画を表示するコマンド例
ffplay -f lavfi "movie=left.mp4,setpts=PTS-STARTPTS,split[a1][a2];movie=right.mp4,setpts=PTS-STARTPTS,split[b1][b2];[a1][b1]blend=c0_mode=difference,pad=2*iw:ih:0:0[blend];[a2][b2]hstack[tmp];[tmp][blend]vstack"
比較動画として上に二つ並べて左下に差分(Y は 0 差分、UV は128)の動画を表示するコマンド例
ffplay -f lavfi "movie=left.mp4,setpts=PTS-STARTPTS,split[a1][a2];movie=right.mp4,setpts=PTS-STARTPTS,split[b1][b2];[a1][b1]blend=c0_mode=difference,lutyuv=val:128:128,pad=2*iw:ih:0:0[blend];[a2][b2]hstack[tmp];[tmp][blend]vstack"

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : blend, tblend
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