カテゴリー別アーカイブ: FFmpeg

前後フレームの差分で動いた部分だけマスクする モーションマスク

前後フレームの YUV 差分をマスクしてフィルタを当てなくするモーションマスクの使い方。マスクするチャンネルは Y だけと、YUV のすべてを指定でき、マスクを反転することもできる。使うフィルタは tblend で前後フレームを1入力で取り込み、maskedmerge で1,2入力の割合を決めている。

前後フレームの差分をブレンドする tblend
マスクして2入力を合わせる maskedmerge
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非局所平均のデノイザ nlmeans

ffmpeg 3.2 でリリース予定のビデオフィルタ。ffmpeg のフィルタの中でかなり処理が重たい部類に入るエッジ保護のデノイザ nlmeans フィルタの使い方。なぜこれほどまでに重たいかというとデノイズする部分を映像内容によって異なる処理をするために重たくなるから。詳しい処理内容は「non-local means filter」で検索する。

処理内容の紹介記事
Non-local Means Filterによるデノイジング | OpenCV.jp
Non-local Means Filterの実装 – Qiita

該当ソースコード:FFmpeg/vf_nlmeans.c at master · FFmpeg/FFmpeg
公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : nlmeans
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映像の場所を入れ換えて暗号化する

ネット上で漫画を読めるサービスで画像のリンクを開いてみると、本来の映像の位置からバラバラに配置されている画像を見られる。これを ffmpeg の swaprect フィルタを使って映像をバラバラに配置して同じ効果が得られる。

映像の2カ所を入れ替える swaprect

映像をたくさん分割すればするほど組み合わせが複雑になるが、フィルタチェーンの文字数制限があるので無制限に分割できるわけではない。バラバラに分割して暗号化された映像を元に戻すには同じフィルタチェーンを逆順に設定すれば元の映像に戻すことができる。swaprect フィルタの他にも swapuv で UV を入れ換えたり、hflip で左右反転することでより難読化することができる。swaprect フィルタを多用してもそれほど負荷は上がらないので気にする必要は無いが、映像が難読化され圧縮しにくい映像になり容量が増える。
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音声のダイナミックレンジを広げる crystalizer

ffmpeg 3.2 でリリース予定のオーディオフィルタ。単純なアルゴリズムで音声のダイナミックレンジを広げる crystalizer フィルタの使い方。

基本コマンド

既定値のオプションを当てる
ffmpeg -i input -af crystalizer=i=2:c=1 output
ffmpeg -i input -af crystalizer=2:1 output
ffplay -i input -af crystalizer=2:1

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : crystalizer
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平均ブラー avgblur

ffmpeg 3.2 でリリース予定のビデオフィルタ。隣り合うピクセルを平均化してぼかす avgblur フィルタの使い方。似たフィルタに gblur があるが、こちらは縦横に伸ばしたように輝度差がわかりやすい。

基本コマンド

既定値のオプションを当てる
ffmpeg -i input -vf avgblur=sizeX=1:planes=15:sizeY=0 output
ffmpeg -i input -vf avgblur=1:15:0 output
ffplay -i input -vf avgblur=1:15:0

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : avgblur
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ガウシアンブラー gblur

ffmpeg 3.2 でリリース予定のビデオフィルタ。ガウシアンカーネルを使ってしてぼかす gblur フィルタの使い方。カーネルについては convolution フィルタでも使えるが、具体的な内容は省略。似たフィルタに avgblur があるが、こちらは満遍なくブラーを掛ける一般的なぼかしフィルタのイメージ。

基本コマンド

既定値のオプションを当てる
ffmpeg -i input -vf gblur=sigma=0.5:steps=1:planes=15:sigmaV=-1 output
ffmpeg -i input -vf gblur=.5:1:15:-1 output
ffplay -i input -vf gblur=.5:1:15:-1

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : gblur
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エッジ検出フィルタ sobel, prewitt

ffmpeg 3.2 でリリース予定のビデオフィルタ。エッジ検出フィルタに単体では edgedetectfrei0rsobel があり、カーネルを指定する convolution でもエッジ検出ができるが、今回のこれらのフィルタは手軽でエッジ部分の線が太いのでマスクするのにも便利。sobelprewitt はカーネルが少し異なるがオプションは同じである。

ffmpeg でエッジ検出をする edgedetect
ffmpeg で使える frei0r フィルタの使い方
先鋭化やぼかし、エンボス処理などができる convolution
ffmpeg でエッジマスク

基本コマンド

既定値のオプションを当てる
ffmpeg -i input -vf sobel=planes=15:scale=1:delta=0 output
ffmpeg -i input -vf sobel=15:1:0 output
ffplay -i input -vf sobel=15:1:0

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : sobel
公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : prewitt
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2つの連続したフィールドを1つのフレームで出力する weave

ffmpeg 3.2 でリリース予定のビデオフィルタ。フィールドを合わせてフレームにする weave フィルタの使い方。縦解像度が2倍になり、フレームレートとフレーム数は2分の1になる。

基本コマンド

separatefields でフィールド分解したのをフレームに戻す。つまり何も変わらない
ffmpeg -i input -vf separatefields,weave output
ffplay -i input -vf separatefields,weave

tinterlace フィルタの tinterlace=0 と同じことができる

公式ドキュメント:FFmpeg Filters Documentation : weave
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